NDC日本ドライケミカル株式会社

建築防災設備


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二酸化炭素消火設備

二酸化炭素の窒息・冷却作用を利用した消火設備で、ビル、工場などの電気室、機械室、駐車場、圧延機、印刷機等を防護するために用いられています。 弊社は、消防法の規定に適合すると共に、安全で信頼度の高い消火設備を提供しています。

二酸化炭素消火設備の概要

二酸化炭素消火設備を設置するには、ガス量・管径・放出部および制御機構などの要素があり、どのひとつを誤っても完全な消火効果を期待することはできません。当社は、信頼度の高い設計・施工を行っています。なお、当社の設計する設備はわが国の消防法による二酸化炭素消火設備の規定に適合すると共に、最高の技術および幾多の経験に基づいた設計・施工を行っています。

特長

  1. 迅速な放出速度を有するため、消火は瞬時に行われ、火災による損害を、最少限度にくいとどめることができます。
  2. 無色・無臭・純度99.5%以上で、金属および電気絶縁体などの被災物に対する汚染損傷が無く、早期に復旧することができます。
  3. 空気より比重が大きく(空気の1.529倍)、所定のガス量を放出し、隙間に侵入します。消火対象区域内全般にわたり、酸素濃度を下げます。
  4. 自圧によって放出されるので、遠隔操作に適し自動操作も容易です。したがって、ポンプなどの加圧装置を必要としないので、設備コストが他の消火設備に比べて低減されます。
  5. 二酸化炭素は、気化潜熱が非常に大きいので、放出時の熱吸収による冷却作用が、消火効果を増大します。
  6. 二酸化炭素は、貯蔵中変質することが少ないので、長期間使用することができます。
  7. 二酸化炭素は、液体状態(常温常圧下で放出した時のガス化膨張率は530倍)で貯蔵されます。
  8. 二酸化炭素は、電気絶縁性(空気の1.2倍)があり、高電圧の機械運転中にも、使用可能です。
  9. 二酸化炭素は、寒冷地に於いても、使用可能です。

全域放出方式

不燃材料で造った床、壁、天井(又は屋根)で仕切られた密閉構造が可能な構築物などに用いられ、密閉された区画内に所定濃度の消火薬剤を均等に放出し、消火する方式です。 この方式は消火薬剤の放出前に区画内の人員を安全に退避させる放送・警報装置、消火効果を損なう換気、開口部分がある場合の自動停止・閉鎖装置、放射中の入室防止のための標識と放出表示灯の設置を必要とします。

局所放出方式

防護対象物の周囲全域を防護するのに有効な隔壁・囲いがない場合の消火に用います。 防護対象物に対し、消火薬剤を直接放射して対象物の周囲を包囲し消火する方式で、対象物の形状により「面積方式」と「容積方式」の算出基準があります。 この方式は噴射ヘッドの配置に際し、対象物の包囲に死角を生じぬよう綿密な計画を必要とします。

  1. 容積方式
    対象物の表面積を容易に算出することができない圧延機などの立体的な対象物に対しては、その容積を基準とします。
  2. 面積方式
    主に水平な表面を持った対象物、または焼入槽のように低い平らな対象物に対しては、その面積を基準とします。

容器ユニットの設置場所

  1. 防護区画以外の場所で、防護区画を通過せずに出入できること。
  2. 気温40℃以下で、温度変化が少ないこと。
  3. 直射日光および雨水のかかるおそれの少ないこと。

防護対象

次のような対象物の防護に推奨します。

施設名称 対象区画名称
中・高層建築物、一般ビル 駐車場、変電室、発電機室、機械室、ボイラー室、 油タンク室、通信機器室、コンピュータ室
電力変電施設 変圧器室、配電盤室、通信機械室、継電器室、 CVCF室、補機室等
一般製造工場 危険物倉庫、製造プラント、塗装ブース、塗料庫、 印刷機、圧延機、オイルセラー等

二酸化炭素消火設備の法令改正について

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