入社を決めた理由

学生時代はメカトロニクス学（メカニクス(機械工学)とエレクトロニクス(電気工学)を合わせた造語）を学んでいました。就職活動時は災害や企業の不祥事等ニュースが多く、人命救護や社会貢献ができる業界を探していました。その際に日本ドライケミカルを知り、会社の製品や沿革、財務情報、IR情報等から人命救護や社会貢献ができる企業ではないかと思いました。開発・技術に関する質問をした際に、開発メンバーは製品の企画から完成まで全てに関わることができると教えていただいたことも入社を決めた要因の一つです。

担当業務の内容

現在は技術部企画研究課に所属しています。業務内容は、開発テーマに関する企画や実験をしています。大雑把に説明すると「少し先のことを考える」ことが仕事です。
企画では、どのような製品を開発したいのかから始まり、スペックの検討や試験方法、検証方法を考えます。他には、5年後、10年後の防災業界を見据えて最新技術をどのようにしたら活かせるのかを考える仕事をしています。実験では、社内初の実験が多いため、未知の危険が潜んでいることがあります。正確で再現性の高いデータを得る以外にも事前に危険を予測し、取り除くことで身の安全を守ることも大切な仕事です。

職場の雰囲気や社風

自分の意見を発言しやすい職場です。職場の先輩社員には、事務作業や実験準備等分からない部分の相談に乗っていただいています。技術的な話になるとベテランや新人は関係なくなります。ベテラン社員でも新人社員でも技術的に矛盾があったり見込みがなければ意見は採用されませんし、技術的に矛盾がなかったり見込みがある意見は採用されます。入社１年目の発言が採用され、実験に取り込まれ、上司に「技術者として意見を採用した。」と言われた時はうれしかったです。

仕事に活きる知識・経験・性格

現在の業務に直結して役立っていることは、学生時代に使用していた数値解析ソフトの経験です。実験で得たデータを効率よく処理や整理するために利用しています。数千点のデータがワンクリックで結果まで表示されると上司ウケは最高ですね。
間接的に役立っていることは、仕事の進め方と研究テーマに対するアプローチ方法が似ていると思います。統計学的な観点も利用するように心がけています。熱意等の感情がないと仕事はできないですが、会社は根拠となる数値を示さなければ納得していただけません。