お客様各位
パッケージ型消火設備Ⅰ型(株式会社初田製作所OEM製造品)
の点検と改修に関するお知らせとお詫び
平成29年8月29日
日本ドライケミカル株式会社
日頃は弊社製品をご愛顧いただき誠に有難うございます。
さて、この度、弊社OEM委託先である株式会社初田製作所より、パッケージ型消火設備Ⅰ型におきまして、“ホースに異物が詰まり消火薬剤の放射が弱まる”事例が報告されました。
つきましては、対象製品の無償点検と改修を実施させていただきますので、お手数をおかけいたしますが、下記までご連絡いただきたく、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
お客様をはじめ関係各位には、多大なご迷惑をお掛けすることを心よりお詫び申し上げます。何卒、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
-記-
1.不具合内容
対象製品の一部において、ホースに異物が詰まり、消火薬剤の放射が弱まる事案が発生しました。
ホースの詰まりをそのまま放置しますと、消火薬剤が放射できない可能性がございます。
2.不具合の原因
温度変化により消火薬剤貯蔵タンク内圧が上昇し、貯蔵されている消火薬剤がオーバーフローする場合があることが発見されました。ホース内異物はこのケースにおきまして、消火薬剤がホースに流入し固化したものであることが判明しております。
3.対象製品
1) 製品名 K-80P(Ⅰ)(パッケージ型消火設備Ⅰ型)
販売元:日本ドライケミカル株式会社
製造元:株式会社初田製作所
2) 認定番号 PG-044号(日本消防設備安全センター認定品)
3) 製造期間 2012年~2017年
4) 販売期間 2012年8月~2017年8月
K-80P(Ⅰ)(パッケージ型消火設備Ⅰ型)
※パッケージ型消火設備Ⅰ型は、消防法令の規定により地階を除く6階以下で延べ面積3,000㎡以下の建物に設置される屋内消火栓代替の消防用設備です。駐車場や倉庫を除く建物に設置されています。
4.ご確認方法
5.管轄官庁への報告について
本不具合については、「消防用設備等及び消防関係製品に関する不具合・事故等に係る情報の消防庁への報告について」(消防予第156号・平成22年3月31日)に基づき、消防庁へ報告済みであります。
また、無償点検と改修の開始にあたりましては、「消防用設備等及び消防関係製品に関するリコール等の報告について(依頼)」(消防予第246号・平成22年6月7日)に基づき実施いたします。
6.無償点検と改修の内容
1) ホースの通気試験により、不具合発生の有無を確認し、改修を行います。
・不具合が確認されたものは、『消火薬剤の流入を防止する部品』を追加設置しホースを交換致します。
・不具合が確認されなかったものに関しても、将来的な不具合の発生を予防するために『消火薬剤の流入を防止する部品』を追加設置し、ホースを交換致します。
2) 諸事情により、点検時に上記の『消火薬剤のホース流入を防止する部品』を追加設置できない場合
・不具合の有無に関わらずホースを交換し、本製品の性能を確保します。
・その後、日を改めて、『消火薬剤のホース流入を防止する部品』を追加設置し本不具合に対する改修を完了致します。
7.お問合せ窓口
【お問合せ・無償点検・無償改修受付窓口】
パッケージ型消火設備問い合わせ窓口(初田製作所内)
電 話 番 号:0120-989-115
受 付 時 間:10:00~12:00,13:00~17:00 (土曜・日曜・祝日除く)
※尚、下表に該当する製品はすべて無償点検・無償改修の対象製品です。
日本ドライケミカル㈱と㈱丸山製作所に関しては㈱初田製作所にOEM品の製造委託をした製品を
販売しており、㈱初田製作所に関しては自社製品の販売となっております。
製品名 | 認定番号 | 製造期間 | 販売元 | 製品種別 | 製造元 |
---|---|---|---|---|---|
K-80P(Ⅰ) | PG-044号 | 2012年~2017年 | 日本ドライケミカル㈱ | OEM製品 | ㈱初田製作所 |
KNA-85E H | PG-045号 | 2012年~2017年 | ㈱丸山製作所 | OEM製品 | ㈱初田製作所 |
HSSW-825S3 | PG-042号 | 2012年~2017年 | ㈱初田製作所 | 自社製品 | ㈱初田製作所 |
HSSW-825S2 | PG-028号 | 2006年~2017年 | |||
HSSW-825S | PG-017号 | 2004年~2008年 | |||
HSSW-825S | 評13-012号 | 2001年~2004年 |
以上
※お客様からご提供いただきました氏名・住所・電話番号などの個人情報は、本件以外の目的では使用いたしません。