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自船消火設備
炭酸ガス(二酸化炭素)消火装置・低圧式
この装置は、液化炭酸ガス(‐18℃、2.1MPa)を貯蔵する大容量のタンクと、冷却機及び二酸化炭素放出制御機器によって構成されています。高圧式に比べ、省スペース化・設置工事費の軽減・二酸化炭素の再充填が容易にできるため停泊時間の短縮などの特長があります。容量は10~60㌧タンク迄、種々設計・製作してます。
高圧式と比較しての特長
- 設置スペースが約半分になり、積荷スペースを広くできる。
- 二酸化炭素重量の定期点検が不要。
- 配管及び機器の設置工事費が軽減される。
- 二酸化炭素放出制御が容易にできる。
- 使用後の二酸化炭素再充填が容易にでき、そのための停泊時間が短縮。
炭酸ガス(二酸化炭素)消火装置・高圧式
炭酸ガス消火装置は、機関室・ボイラー室・ポンプ室・貨物機械室・貨物区域等の密閉された区域を対象として設置されるものです。
コンパクトな構成システムと液化炭酸ガスの消火特性を活かし長年にわたり、多くの船舶用消火設備として御採用頂いております。弊社はSOLAS JG及びNK、LRS、ABS等各国の基準に従って設計・製作しています。
特長
- 迅速な放出時間により、火災による損害を最小限にとどめられる。
- 液化炭酸ガスは、無臭・無害・純度99.5%以上で被災物に対する汚染損傷が少ない
- 炭酸ガスは、空気より比重が大きくいかなる隙間にも侵入。
- 自圧により放出されるので、設備コストが低減される。
- 液化炭酸ガスは、他の不燃性ガスより気化潜熱が非常に大きい。
- 液化炭酸ガスは、貯蔵中変質することがない。
- 液化炭酸ガスは、ガス化膨張率は約530倍になるので貯蔵設置面積が少なくてすむ。
- 液化炭酸ガスは、他の不燃性ガスよりも安価で入手が容易。
- 液化炭酸ガスは、電気絶縁性が空気の1.2倍あり、高圧機械運転中でも安全。
- 炭酸ガスは、寒冷地においても消火効果に影響なく、優れた威力を発揮。
粉末消火装置
粉末消火装置には下記の種類があります。

■船舶防災設備に関するお問合わせ:03-5815-5043