日本ドライケミカル株式会社(以下「当社」という)は、昭和30年4月設立以来、『お客様のニーズに具体的な形でご提案し、貢献すること』を経営理念として、消火器・消防自動車の設計・製造・販売、防災・消火設備の設計・施工並びにメンテナンスを行っております。
21世紀は“環境の世紀”と言われております。当社はお客様のよきパートナーとして、常に時代のニーズに柔軟に対応し、堅実な成長と発展を目指し、技術力を磨き品質の向上に努めるとともに、環境に配慮した事業経営を積極的に推進すべく全力を傾注し、お客様の信頼と満足の向上を目指し、従業員一同、日々努力してまいります。
自然環境の保全
企業活動を行うにあたっては、地域社会や自然生態系に配慮し、汚染の軽減に努める。
環境法令・規制の順守
当社の環境側面に適用可能な法的要求事項及び当社が同意するその他の要求事項を順守する。
資源・エネルギーの効率的利用
資源・エネルギーの効率的な利用に取り組み、生産活動において生産性・品質等の向上により、エネルギーを含む資源の節減を図り、限りある地球資源の保全に努める。
設備による騒音、振動の低減
環境負荷の少ない製品の製造及び販売
地球環境に対する負荷の低減
事業活動で発生する廃棄物の削減をめざす。
循環型経済社会の実現
部品、部材のグリーン調達に積極的に取り組み、循環型経済社会の実現に寄与する。
化学物質の管理
使用する化学物質の適切な管理と、より安全な物質を使用する。
環境マネジメントシステムの確立と継続的改善
『環境方針』に基づいた環境マネジメントシステムを確立し、実施し、維持し、継続的に改善する。『環境方針』に整合性のある環境目標を設定し、当社環境マネジメントシステムの適切性、妥当性及び有効性を確実にするために、定めた間隔で見直しを行う。
環境方針の周知と公表
この環境方針は全ての役員・社員及び当社のために働くすべての人に対し通知する。また、全員がこれを理解し、実践できるよう教育・啓発活動を推進する。また、当社ホームページを利用し、社会に広く公表する。
現在、市場に出荷されている消火器の大半は粉末薬剤を使用するタイプの消火器です。そして設置された消火器の99%以上は使用されることなく交換時期を迎え回収・廃棄されています。2009年以前はこの薬剤は再利用されることなく廃棄されていましたが、一般社団法人日本消火器工業会による消火器リサイクルシステム構築により粉末薬剤回収再生・再利用の仕組みがスタートし、当社も当初からこの活動に賛同し、2011年には千葉工場内に薬剤リサイクルのライン新設し、2015年には札幌支店にも同様のラインを新設しその取り扱いが年々増加しています。
こうして製造された薬剤を40%以上使用した消火器は日本環境協会認定のエコ消火器として環境意識の高い需要家に販売されています。
千葉工場リサイクルライン
札幌支店リサイクルライン
石油コンビナートをはじめとする危険物施設で主に消火に用いられる泡消火薬剤はたんぱく泡消火薬剤です。
この中には第1種特定化学物質であるPFOSやPFOが含まれている製品が多く、その強い難分解性から現在では製造及び輸入が禁止されています。こうした状況を打開するため日本ドライケミカルではPFOS,PFOAを含有しない製品の開発に取り組み、2021年販売を開始した泡薬剤がグリーンアルコエース3-3-・6です。この製品は従来の性能を維持しながら環境にやさしい製品として多くのお客様にご好評いただいています。
当社は、消火・防災の技術力を基盤に、機器やサービスを総合的に提供するグローバル企業です。地球環境の保護、生命の安全、資産の保全を重視し、これらに関わる活動を通して社会への貢献に努め、環境資源保護ニーズにお応えできるように配慮し、さらなる成長を目指します。
そのための環境マネジメントシステムを構築し、その有効性の継続的改善を進めます。