入社を決めた理由

学生時代はロボット系（機械、電気）の分野を学んでいました。当時就職活動が思うように進まず悩んでいた時、友人の話から偶然知った防災業界で、今の日本ドライケミカルに出会いました。
最初の頃は特に防災に興味があったわけではなく、自分の学んだ機械、電気の知識が少しでも活かせる職場を探していましたが、会社説明会で採用担当者や先輩社員と話し、選考が進み最終面接で取締役の方々と接するうちに、当時学生であった私の話にも真剣に耳を傾けていただき、懐の深さを感じました。「この方たちが働いている、この会社で仕事をしてみたい」と思うようになり、入社を決めました。その時の印象は、入社後の今も変わっていませんね。

担当業務の内容

業務内容は、主に消火設備の設計、積算対応です。設計は文字通り、主にAutoCADを使って消火設備の原設計図を作図することであり、この原設計があることで、どのぐらいの価格で工事ができるかの計算、つまり積算をすることができます。設計、積算は営業上も施工上も非常に重要なもので、消防法上での認識齟齬などが生じないよう、所轄消防と打合せをすることもあります。また、既設現場の確認のため、実際に現場へ調査に行くこともよくあります。
私が担当した物件が建設された時、「火災時に私の設計した消火設備で多くの方が助かれば...」と思うことがあります。多くの仕事がある中で人命に関わる仕事ができることは、私の誇りです。

職場の雰囲気や社風

職場はベテラン社員が多くいますが、上下関係が厳しすぎることもなく、設備のわからないことを聞いたり、フランクに会話したりしています。私が今の部署に来てすぐの頃、パッケージ型自動消火設備「NEOスプリンクラーRX」の設計開発を担当させていただいたのですが、まだ知識や経験が浅く、大変苦労しました。その時も職場の先輩社員はもちろん、部署を越えてたくさんの方に教えて頂きました。自分が開発に携わった製品をお客様へ説明し、有能性をご理解いただいた時に、自分が成長していることを実感しました。
プライベートでは、土日祝日休みなので予定も立てやすく、仕事・プライベートの両立がしやすいと思います。休日に同僚とスノーボードに行ったりすることもあります。

仕事に活きる知識・経験・性格

私は学生時代から、ひとつのことに対して集中して取り組むことができる強みがありました。また、学生時代に学んだ機械、電気の知識も応用し、分からないことを分からないままにせず、まずは調べて、自分自身が理解し、他部署のメンバーやお客様に分かりやすく説明できるよう心がけています。
今担当している消火設備の設計は、火災から人命を守る設備です。消火設備の構成や現場の施工について考える時、重大なミスが出ないよう細心の注意を払って業務に取り組んでいます。
業務を通して、どんなに難しいことがあっても多角的に物事を見て解決していく、そして独りよがりにならず、他の意見を取り入れてより良い答えを見つけることが、何よりも大切だと学びました。今後は先輩方に教えて頂いたように消火設備の設計や積算方法、専門知識を、後輩にも教えられるようになりたいと思います。