NDC日本ドライケミカル株式会社

お知らせ

“The Fire Alarm Systems”Jun. 2004 号へ寄稿

ある日突然外資系

日本ドライケミカル株式会社
代表取締役社長 北田 淳一

(この度は、栄えある「日本火災報知機工業会」の理事の末席に加えていただき、誠に有難うございます。皆様に一つ一つ教えていただきながら、一歩ずつ成長して行きたい、と考えております。どうぞ宜しくお願いします。

会う人会う人に、「まるっきり畑違いの業界に来て戸惑いませんか?」というご質問を受けますが、私は、「お蔭様で、皆様がご心配していただく程には。」とお答えしております。小職の略歴を簡単にご紹介させていただきますと、大学卒業後、清水建設に入社して二十数年勤め、その間は主として海外(アメリカ)畑、営業畑を歩んで参りました。その後、縁あって横河ジョンソンコントロールズ(現ジョンソンコントロールズ社100%)に移り二年半勤務の後、更に請われて昨年の9月に日本ドライケミカル株式会社(「NDC」)に参りました。そう意味では、建設業界は私のホームグランドであり、空調と消防と職種は変わっても、設備業界という点では多数共通項がございます。

NDCという会社も来年で設立50周年を迎えますが、設立当初から一貫して日本の企業として歩み続け、2000年に100%タイコ・グループに入り非上場となりました。従来の社員からすれば、ある缶コーヒー・メーカーのCMソングにありますように、「ある日突然外資系」ということで、青天の霹靂だったようです。

ただマルチ・ナショナルならぬマルデ(丸で)・ドメスティックの建設・設備業界にあって、外資系企業を二つも経験しているのは日本広しと謂えども私しかいないのでは、と妙にマニアックな自負心を持っております。一口に押しなべて日本企業を語ることが出来ないように、外資系(アメリカ)企業といっても様々であり、私自身、毎日が新鮮な驚きの連続でありますが、基本的に彼らの精神の柱を貫くのは、「合理性」であり、それが必ずしも「非人間性」に繋がるものではありません。この点については、機会があれば詳しくお話させて頂きたい、と思います。

ただ、私自身のつたない経験からお話すれば、空調業界には殆ど規制が無くBACNET、LON等の動きが一部にあるもののオープン・プロトコル化は総論賛成・各論反対で遅々として進まずまだまだメーカーの囲い込みが強く日本では寡占化が進んでいる業界であるのに対し、我が消防業界はその性格から法的・行政のリーダーシップに頼る割合が相当高い、という点であります。また、空調制御業界ほどは寡占化・メーカーによる囲い込みが進んでおりません。

ただ、共通して言えるのは、建設業の重層構造(トーテムポール)の比較的底辺に位置し、不況のしわ寄せをまともに食って激しい値引き要求・受注競争の中で企業存続に必要な適正利潤が上げられず、疲弊しているという点であります。私自身、日本の業界の低利益体質をタイコに判らせるのに、一苦労する場合もしばしばであります。その中でも、縮小均衡にならないようにどこに飯の種を探していこうか、タイコの製品で日本に持ち込める優れ物は無いだろうか、何とかセキュリティと防災の技術融合は出来ないものか、社員共々暗中模索の段階であります。

最後に一点、新参者が生意気なことをとのお叱りを覚悟であえて言わせて頂ければ、我が消防業界も余りにも業界団体が細分化して多数存在しており、会は変われども同じ顔ぶれという場面にも多々遭遇するため、早晩、我が消防業界にも行政改革というか合従連衡が求められる時が来るのではないか、と感じております。

末筆になりましたが、お見かけ通りの未熟者でございますので多々失礼の段はご容赦頂き、今後とも皆様の暖かいご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いします。

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